シアターハウス > シアターハウスブログ > スクリーン > 【XGIMI HORIZON実機検証!】壁とプロジェクタースクリーンの映り方徹底比較!

【XGIMI HORIZON実機検証!】壁とプロジェクタースクリーンの映り方徹底比較!

カテゴリー: スクリーンプロジェクター

2021年5月に発売された「スマート、パワフル、そしてスムース」をキャッチコピーに掲げるプレミアムなフルHDホームプロジェクター「XGIMI HORIZON」。業界最高レベルの画質と、Harman/Kardon のHi-Fiサウンド、さらにAndroid TV 10.0を搭載した据え置き型の注目モデルです。
今回はXGIMI HORIZONを使用し、白い壁とプロジェクタースクリーンにそれぞれ映像を映した場合にどれくらい画質の違いがでるかを紹介していきます。

XGIMI HORIZON実機紹介

それでは、HORIZONのスペックや特徴を確認していきましょう。

XGIMI HORIZONの外観

XGIMI HORIZON正面XGIMI HORIZONは、ほぼ四角に近いのフォルムで、継ぎ目のないアルミニウムボディの形状をしています。左に位置するのがプロジェクターのレンズ部分、右側はオートフォーカスや自動台形補正用のレンズです。
XGIMI HORIZON斜め1オーディオにはHarman Kardon製スピーカーを8W x 2基搭載し、Android TV 10.0搭載のホームプロジェクターです。上部には電源ボタン、再生ボタン、音量アップダウンボタンが付いています。背面には、DC電源ポートとオーディオ出力端子、OPTICAL×1、HDMI×2(ARC×1)、USB2.0×2、LAN×1が接続できる仕様になっています。※USBポートには、USBメモリやマウス・キーボード、ゲーム用コントローラなどを接続可能です。
XGIMI HORIZON裏面足あり裏面中央には汎用品三脚用のネジ穴がついています。さらに高さ調整の足部分を取り外すことも可能です。
XGIMI HORIZON裏面足なし高さ調整用の足部分を取り外すと、天吊設置用のネジ穴が4箇所ついています。シアターハウスで販売しているプロジェクター用天吊金具「スパイダー2」を使用して天吊設置も可能です。
下記のページでも、XGIMI HORIZONを天吊り金具スパイダー2で天吊設置する方法を詳しく紹介しています。
XGIMI HORIZONを天吊り金具スパイダー2で天吊設置する方法

プロジェクター天吊り金具スパイダー2

汎用性が高く、メーカー問わずほとんどの機種の取り付けに対応しています。プロジェクター本体を買い替えた後でもそのまま使用することができます。メーカー純正天吊り金具に比べ価格は半額以下で生涯保証付き(※2024年2月14日から)です。付属シャフトの組み換えで3種類の取り付け高さ及び壁付け設置にも対応しています。

XGIMI HORIZON付属品同梱品はプロジェクター本体にリモコン(単4アルカリ乾電池 x 2は別売り)、電源ケーブル音声入力対応のリモコンです。

XGIMI HORAIZONの機能・特徴

XGIMI HORAIZONの機能や特徴をまとめました。

  • 2200ANSIルーメンの明るさ
  • 300インチの最大投影サイズ(100インチ時2.65m)
  • 設置場所に制限があっても柔軟に対応できる台形補正機能
  • 自動的に障害物を回避する障害物回避機能
  • スクリーンに合わせて投影する自動スクリーン補正機能
  • 高速オートフォーカス機能
  • Harman Kardon製のスピーカー
  • Android TVやBluetoothリモコン

上位機種XGIMI HORIZON Proとの比較

上位機種XGIMI HORIZON Proとの比較は下記になります。主な違いは4箇所です。

  • 外観・重さは同じだが、本体色に若干の違い(HORIZONの方が薄いグレー)
  • 投影解像度に違い(HORIZON Pro:4K(3840×2160)、HORIZON:フルHD)
  • ゲームモード時の応答速度は、HORIZONの方が速い(HORIZON Pro:40ms、HORIZON:30ms)

HORIZON Proの方が解像度が高い分、豊かな色彩、滑らかなグラデーションを表現できます。美しい投影を追求するならHORIZON Proがおすすめですが、ゲームモード時の応答速度やコスパの面ではHORIZONの方が優れています。

XGIMI HORIZONのスペック一覧

投影解像度 フルHD(1920 x 1080画素)
明るさ 2200ANSIルーメン
本体サイズ(W×D×H) 208.4×218.4×136.2mm
重さ 2.9kg
フォーカス調整 高速オートフォーカス
投影方式 DLP
映像解像度 4K(3840×2160px)、2K(2560×1440px)、1080p
画面縦横比 16:09
推奨投影サイズ 40インチ~300インチ以上
投影倍率 1.2:1 (投影距離2m/76インチ)
台形補正角度 自動台形補正:垂直 ±40°、水平 ±40°
手動台形補正:垂直 ±45°、水平 ±40°
投影方法 フロント/リア/シーリング/テーブルトップ
ディスプレイチップ 0.47インチ DMD
スピーカー出力 8W x 2基
CPU MT9629
GPU Mali-G52
RAM 2GB
ストレージ 32GB
OS Android TV 10.0
Google アシスタント ○(リモコンや接続マイクからの音声操作)
ミラーリング Chromecast
入力 DC x 1
HDMI x 2(ARC x 1)
USB 2.0 x 2
LAN x 1
出力 ヘッドフォン x 1
OPTICAL x 1
Wi-Fi(ワイヤレス規格) 2.4/5G Hz 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 5.0
騒音 30dB 未満
内蔵バッテリー 無し
消費電力 200W 未満
電源 AC100-240V, 50/60Hz(250.04W)
光源寿命 25000時間
同梱物 給電ケーブル(日本仕様)、リモコン、説明書
メーカー保証期間 1年間(保証期間中の自然故障は交換もしくは修理対応)

壁とプロジェクタースクリーンとの比較検証

実際に白い壁とプロジェクタースクリーンに投影して、どれだけ違いがあるか検証してみました!

シアターハウス製プロジェクタースクリーン専用生地と比較

XGIMI HORIZON検証
今回は、一般的な住宅に使用されている白い壁とシアターハウス製プロジェクタースクリーン専用生地:ハイビジョンマット2と比較しました。
ハイビジョンマット2は、プロジェクターの能力を最大限に引き出すため、長年の研究を経て作られたスクリーンであり、4K・フルハイビジョンに対応しており、プロジェクター本来の高繊細な映像を楽しむことが可能です。

生地について下記ページでも詳しく記載しています。
4Kやフルハイビジョンにも対応!高精細な映像を再現するシアターハウス製スクリーン生地の詳細はこちら

シアターハウス製プロジェクタースクリーンの詳細スペック

シアターハウス製プロジェクタースクリーンの詳細スペックを説明していきます。

白い壁とプロジェクター生地表面との比較

生地比較2白い壁とプロジェクタースクリーンを左右に並べて拡大してみました。比べてみると白い壁は、少し黄みがかっているのがわかります。プロジェクタースクリーンは真っ白ですね。あわせて、遠くでは気にならない壁の凹凸が拡大してみると目立ちます。比べてプロジェクタースクリーンでは、プロジェクターの光を綺麗に反射させるための細かい格子状の凹凸を確認することができました。

プロジェクター投影時の画質を比較

実際にプロジェクターで投影して、壁の凹凸や色がどれくらい画質に影響が出るか見てみましょう。
XGIMI HORIZON比較検証画面動画を投影して、左右に比較できるように同一の映像を真ん中で分割して検証していきます。あわせて、照明をつけた明るいシーンと、部屋の照明を消した暗いシーンで比較します。
XGIMI 比較明るいシーン1明るいシーンでの比較映像です。白い壁紙の方は、YouTubeの白枠部分など黄みがかって見えます。対して、シアターハウス製のプロジェクタースクリーンでは、白色がはっきりと投影されていることが分かります。気になっていた凹凸ですが、壁紙の映像は、凹凸の影響を受け画質が荒く表現されています。
XGIMI 比較暗いシーン1照明を落として暗いシーンで比較してみました。プロジェクターからの光(輝度)が2200ルーメンと明るいために白い壁とプロジェクタースクリーンでは違いは、はっきりとはわかりませんでした。しかし、赤丸の部分などは凹凸による映像の粗さを確認することができました。色のコントラストはプロジェクタースクリーンの方がしっかり表現され映像のぼやけがなく、はっきりと表現されています。
XGIMI 比較明るいシーン2違う映像でも検証してみましょう。明るいシーンでは、壁紙の方は映像に凹凸が感じられ、質感が荒く映ることが確認できました。比べてプロジェクタースクリーンの方は、なめらかに高解像で表現され、色の表現が豊富でした。
XGIMI 比較暗いシーン2照明を落とした暗いシーンでも、壁紙に投影した部分で全体的に凹凸が確認できました。画面全体を映すダイナミックな表現時では凹凸が気になる場合もあるかもしれません。プロジェクタースクリーンの方では、映像がより滑らかに投影され、紫部分がはっきりとなめらかに認識できました。

結論!XGIMI HORIZONは、プロジェクタースクリーンで高画質な大画面を堪能しよう!

今回の記事では、XGIMI HORIZONを実際に使用して、白い壁とプロジェクタースクリーンに投影した映像を比較検証してみました。白い壁に映し出した動画でも問題なく視聴することはできますが、プロジェクタースクリーンと見比べると高精細に映る映像に驚きました。せっかくの大画面ですので、プロジェクタースクリーンを使って、より綺麗な画質で堪能してみてはいかがでしょうか。

XGIMI HORIZONにおすすめのスクリーン紹介

XGIMI HORIZONは、投射距離が2mで約75インチとやや短焦点気味のレンズ仕様になっています。短焦点レンズのプロジェクターをスクリーンに投影する場合、打ち込み角が大きくなりスクリーン面の軽微な歪みが気になりやすくなる傾向があります。そのため、一般的な吊り下げ式スクリーンを使うと平面性の問題から歪みが大きく発生する可能性があるため、短焦点対応のプロジェクタースクリーンをおすすめしています。

短焦点対応モバイルスクリーン(自立型)16:10 80インチ(SMF1775FFW)

短焦点対応モバイルスクリーン
短焦点に対応したプロジェクタースクリーンについてシアターハウスでは、短焦点対応モバイルスクリーン(自立タイプ)SMF1775FFWを中心に取り扱っています。一般的な吊り下げ式のプロジェクタースクリーンよりも平面性が高いため短焦点・超短焦点プロジェクターを使用しても映像に歪みが生じること無く大画面を楽しむことができます。

マグネットスクリーン

マグネットスクリーン
裏面がマグネットシートのため、スチール製黒板やホワイトボードの上から直接貼ることができます。マグネットスクリーン表面には微細な凹凸をつけ、ホワイトボードに直接プロジェクター映像を投映した時に気になるプロジェクターの光源や映像のテカリを大幅に抑え、映像を見やすくします。マグネットスクリーンはホワイトボードマーカーで書き消しが可能です。映像を映しながら、スクリーンに直接書き込むという使い方もできます。

組み立て式スクリーン

組み立て式スクリーン
組み立て式スクリーンはフレーム構造の組み立て式となっており、簡単に組み立て分解が可能となっています。特殊な工具も不要で製品に付属している固定ネジのみで組みたてるだけの簡単設置です。モバイルスクリーンの課題である大型サイズに対応しました。スクリーンサイズは150インチ~170インチをラインナップ。持ち運びできるスクリーンながら大型サイズを実現しています。

お問い合わせ