【もう歪まない!】短焦点・超短焦点プロジェクターと対応スクリーンで高画質を堪能しよう!
壁やスクリーンからほんの少しの距離で投影でき、設置環境の自由度が高い点から人気の短焦点・超短焦点プロジェクター。
ひとり暮らしの小さな部屋でのホームシアターや狭い会議室でも、大画面で映画やゲーム・プレゼンが楽しめたり、会議室のレイアウトを変える必要がない手軽さや展示会場などの限られたスペースで大きい画面サイズを投影したいというニーズの増加により、注目が集まっています。しかし短い投影距離で大きい画面を投影できる一方、対応したスクリーンに投影しないと画面が歪みやすいというデメリットもあります。今回は、短焦点・超単焦点プロジェクターのメリット、デメリットと、デメリットに対応した短焦点スクリーンについて紹介していきます。
目次
短焦点対応モバイル(自立型)プロジェクタースクリーン
シアターハウスでは、短焦点に対応したプロジェクタースクリーンを短焦点対応モバイルスクリーン(自立タイプ)SMF1775FFWを中心に取り扱っています。一般的な吊り下げ式のプロジェクタースクリーンよりも平面性が高いため短焦点・超短焦点プロジェクターを使用しても映像に歪みが生じること無く大画面を楽しむことができます。※生地裏面に粉末が付着していますが、ご使用に問題はありません。この粉末を拭き取らないでください。
シアターハウス製短焦点対応モバイルスクリーン 16:10 WXGA マスクフリー:SMF1775FFW
短焦点・超短焦点プロジェクターとは
短焦点・超短焦点プロジェクターの場合、同じ100インチでも投影距離は一般的なプロジェクターの約半分の1.5m程度で投影可能です。
短焦点・超短焦点プロジェクターとは、短焦点・超短焦点レンズ(広角レンズ)を搭載したプロジェクターのことで、一般的なプロジェクターに比べてスクリーンまでの距離が短い距離でも映像を広く拡散して映すことができるため、大きい画面サイズを投影できるプロジェクターのことです。
一般的なプロジェクターの場合、通常100インチの画面を映すためにはスクリーンからプロジェクターまで約300cm(3m)程度離す必要がありますが、短焦点、超短焦点プロジェクターの場合は、プロジェクター機種にもよりますが、同じ100インチでも投影距離は約50cm(0.5m)~150cm(1.5m)程度で投影可能です。
短焦点・超短焦点プロジェクターのメリット
- 狭いスペースでも大画面で投影可能
- プロジェクターとスクリーンの間に影が映り込まない
短焦点、超短焦点プロジェクターのメリットはなんといっても短い距離で大きい画面を投影できる点です。限られたスペースでできるだけ大きい画面を投影したい場合には短焦点プロジェクターがおすすめです。
就職説明会や東京ビックサイトなどの展示会場では限られたスペースでプロジェクターの映像を投影する必要があります。限られた設置スペースの中でも映像を大きく投影することが可能です。
また、プロジェクターとスクリーン面までの距離が短くなるので障害物や説明者に光があたりにくく、影が映りにくいというメリットもあります。展示会などでプロジェクターとスクリーンの間に人が通り、映像に人影が映り込んでしまう問題も回避できますね。
短焦点・超短焦点プロジェクターのデメリット
基本的にはメリットが多い短焦点・超短焦点プロジェクターですが、その特性からデメリットもあります。
プロジェクター本体価格が高い
短焦点・超短焦点プロジェクターは通常のプロジェクターよりも高度な技術や広角レンズや反射鏡などの高品質・高価格なレンズが使用されているため、比較的価格が高めです。
短焦点専用スクリーンが必要
短焦点・超短焦点プロジェクターでは、一般的なスクリーンに投影すると映像が歪んで見えてしまいます。
特にエクセルや図形・グラフなど、直線を多く使っているような映像では目立ちやすく、人によってはかなり違和感を覚えてしまいます。
通常のプロジェクターならばスクリーンと相対して投射するためスクリーン面の微細な歪みは気になりにくいのですが、短焦点プロジェクターの場合、打ち込み角度が大きくなり、スクリーン面の微細な歪みが気になりやすくなります。
短焦点・超短焦点に対応したプロジェクタースクリーンとは?
一般的なプロジェクタースクリーンで映像が歪む原因
短焦点プロジェクターの場合、映像が歪んで見える原因はプロジェクターの位置や光の角度が原因です。
一般的な多くのプロジェクタースクリーン生地は布製で、完全な平面ではなく実際にはたるみ(波打ち)やたわみ、ヨレがあります。
一般的なプロジェクターで投影する際にはスクリーン面に対して正面に近い角度で遠くの位置から投影するため表面の凹凸が映像に現れにくく、ほとんどの場合問題ありません。
しかし、短焦点プロジェクターの場合、スクリーンに対して近距離かつ下斜め方向から映像を鋭角に投影します。そのため、焦点距離が短い分、打ち込み角(レンズとスクリーンに投写した映像の中心までの角度)が大きくなり、通常では影響の出ないスクリーン表面の微細な凹凸たるみ(歪み)やヨレ(波打ち)が映像に出やすくなってしまいます。
短焦点・超短焦点プロジェクター対応スクリーンがおすすめ
上記で説明したように短焦点プロジェクターは、スクリーンの歪みや揺れに対して影響を受けやすいため、平面性が高いスクリーンを選択する必要があります。短焦点プロジェクターを発売しているプロジェクターメーカーによっては平面な壁や張り込みタイプのスクリーンを推奨している場合もあるぐらいです。短焦点に対応しているスクリーンは、一般的なスクリーンに比べ、表面の凹凸を極力へらす工夫がされています。
短焦点プロジェクターを使用する際は、一般的なスクリーンですと歪みや波打ちが発生する恐れがありますので、短焦点専用スクリーンをおすすめします。
- 短焦点・超短焦点プロジェクターで映像を綺麗に投影するには
- ○ 短焦点対応プロジェクタースクリーン…ボードタイプや対応生地仕様のスクリーン
- △ 平面な壁…通常の壁では、壁の模様や柄が出る可能性もある
- ○ ホワイトボード
おすすめの短焦点対応プロジェクタースクリーン
おすすめの短焦点対応プロジェクタースクリーンを紹介します。
短焦点対応モバイルスクリーン(自立型)16:10 80インチ(SMF1775FFW)
製品スペック
- 品番:SST1730FEH
- アスペクト比:16:10
- インチサイズ:80インチ
- 生地幅:1775mm
- 生地高:1855mm
- 製品全幅:1840mm
- 製品全高:2048mm
- 重量:6.7kg
- 生地名:フラットホワイト
- 材質:ポリ塩化ビニール(PVC)
- 解像度:スタンダード、フルハイビジョン(1920X1080)、4K対応(3840X2160)
短焦点・超短焦点に対応のモバイルスクリーンです。
特殊生地加工により平面性を追求したフラットスクリーンタイプなので、短焦点・超短焦点プロジェクターに対応しております。プロジェクターとスクリーンをより近い距離で設置できるため、省スペースで利用できます。折り畳んだ状態だと支柱が取っ手代わりになり、持ちやすくなっております。また組立も20秒ほどで完了し、普段は収納しておいて、必要な時だけ簡単に組み立て設置ができます。通常のプロジェクタースクリーンとは異なり、スクリーン生地面は張った状態となりますので平面性が高く、短焦点・超短焦点プロジェクターにお使いいただけます。※生地裏面に粉末が付着していますが、ご使用に問題はありません。この粉末を拭き取らないでください。
短焦点対応スクリーンと通常のスクリーンとの比較検証
実際に短焦点対応スクリーンと通常のプロジェクタースクリーンを比較し、どれだけ違いが出るか検証してみます。
シアターハウス製モバイルスクリーン(自立型):SST1730FEHと比較
比較する商品はシアターハウス製のモバイルスクリーン(自立型):SST1730FEH 80インチを使用しました。
製品スペック
- 品番:SST1730FEH
- アスペクト比:16:10
- インチサイズ:80インチ
- 生地幅:1730mm
- 生地高:1898mm
- 製品全幅:1770mm
- 製品全高:2080mm
- 重量:6.0kg
- 生地名:ハイビジョンマット2
- 材質:ポリ塩化ビニール(PVC)、ガラス基材
- 解像度:スタンダード、フルハイビジョン(1920X1080)、4K対応(3840X2160)
映像の比較
映像の歪みがわかりやすいよう表計算ソフトで罫線を表示してみました。
一般的なプロジェクタースクリーンでは映像の歪みが発生しています。
横から見ると罫線がゆがんでいるのがよりわかりやすくなっています。
それでは、続いて短焦点対応プロジェクタースクリーンで比較してみましょう!
今回は、超短焦点・短焦点プロジェクター:リコー PJ WX4152を使用して検証してみました。
短焦点対応プロジェクタースクリーンの場合、歪みはほとんどなく違和感なく視聴することができました。
正面からでは罫線は直線で、映像縁もまっすぐになっています。
横からみても罫線は直線で、映像縁もほぼ垂直に表現されています。
短焦点対応プロジェクタースクリーンは、平面性が高いため短焦点・超短焦点プロジェクターを使用しても映像に歪みが生じること無く高画質で綺麗な映像を大画面で映し出すことが可能です!
おすすめの短焦点・超短焦点プロジェクター3選
おすすめの短焦点・超短焦点プロジェクターを紹介します。
おすすめの短焦点・超短焦点プロジェクター① popIn Aladdin 2 PA20U01DJ
- タイプ:天吊り
- サイズ:476x145x476 mm
- 重さ:4.9 kg
- 輝度(明るさ):700 ルーメン
- 解像度:1920×1080
- アスペクト比:16:9
- 画面サイズ:40インチ~120インチ
- 投射距離:0.85m~1.21m
- オプション性能:短焦点、Bluetooth、スピーカー搭載、台形補正、Wi-Fi
popIn Aladdin 2(ポップインアラジン2)は、高性能プロジェクターと高音質スピーカーを搭載し、コードレスで置き場所を取らない3in1シーリングライトです。多彩なコンテンツを搭載し、プロジェクターに専用の短焦点レンズを搭載し、ライトの調光・調色は1万通り選択可能です。スピーカーを2台搭載しているため、天井から降り注ぐ音楽体験が可能です。「テレビモード」を有効にすれば電源をつけるだけですぐにテレビ画面を表示できます。家庭用の引掛シーリングがあれば追加工事なしで簡単に取り付けることが可能です。
おすすめの短焦点・超短焦点プロジェクター② BenQ TH671ST
- タイプ:据え置き
- サイズ:296x120x224 mm
- 重さ:2.7 kg
- 輝度(明るさ):3000 ルーメン
- 解像度:1920×1080
- アスペクト比:16:9、16:10
- 画面サイズ:30インチ~300インチ
- 投射距離:1.5mで100インチ
- オプション性能:短焦点、3D対応、スピーカー搭載、台形補正、ゲームモード
BenQ製TH671STは、明るさ3000lmで、低遅延のためゲームやスポーツのスムーズな視聴も可能な家庭・ビジネス用プロジェクターです。1.5mの短距離で約100型の大画面投映が可能な短焦点モデルで、省スペースな環境に最適です。「LumiExpert機能」により照明環境に応じた輝度調整が行えます。
おすすめの短焦点・超短焦点プロジェクター③ EPSON EB-L200SW
- タイプ:据え置き
- サイズ:325x90x337 mm
- 重さ:4.5 kg
- 輝度(明るさ):3800 ルーメン
- 解像度:1280×800
- アスペクト比:16:10
- 画面サイズ:60インチ~120インチ
- 投射距離:1.52~1.84 m(100インチ)
- オプション性能:短焦点、3D対応、スピーカー搭載、台形補正、ゲームモード
EPSON製EB-L200SWは、投写面近くからピッタリ映せる短焦点モデルです。短焦点レンズとして大型ハーフカットレンズを採用しており、83cmの距離でワイド80型の大画面が投写できます。狭い場所や投写距離が確保できない場所でも設置場所に困りません。さらに、机上、天吊の設置はもちろん、配線ダクトを使った設置も可能です。黒板や壁面だけでなく、床面にも投写できます。プロジェクターに接続中の機器の画面がサムネイル表示されるホーム画面機能を採用し、ホーム画面を呼びだせば、投写したい機器を迷わずに選択する事ができます。
こちらの動画もチェック
通常のプロジェクターと短焦点プロジェクターでの映り方については、こちらの動画でも説明しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
短焦点、超短焦点プロジェクターは非対応スクリーンに映像を投映すると映像が歪んで見えやすくなるので注意が必要です。ご使用の際には短焦点対応のスクリーンを選びましょう。
短焦点・超短焦点プロジェクターにおすすめのスクリーン
シアターハウスで短焦点プロジェクターに対応しているスクリーンはこちらです。
短焦点対応モバイルスクリーン(自立型)16:10 80インチ(SMF1775FFW)
短焦点に対応したプロジェクタースクリーンについてシアターハウスでは、短焦点対応モバイルスクリーン(自立タイプ)SMF1775FFWを中心に取り扱っています。一般的な吊り下げ式のプロジェクタースクリーンよりも平面性が高いため短焦点・超短焦点プロジェクターを使用しても映像に歪みが生じること無く大画面を楽しむことができます。
マグネットスクリーン
裏面がマグネットシートのため、スチール製黒板やホワイトボードの上から直接貼ることができます。マグネットスクリーン表面には微細な凹凸をつけ、ホワイトボードに直接プロジェクター映像を投映した時に気になるプロジェクターの光源や映像のテカリを大幅に抑え、映像を見やすくします。マグネットスクリーンはホワイトボードマーカーで書き消しが可能です。映像を映しながら、スクリーンに直接書き込むという使い方もできます。
組み立て式スクリーン
組み立て式スクリーンはフレーム構造の組み立て式となっており、簡単に組み立て分解が可能となっています。特殊な工具も不要で製品に付属している固定ネジのみで組みたてるだけの簡単設置です。モバイルスクリーンの課題である大型サイズに対応しました。スクリーンサイズは150インチ~170インチをラインナップ。持ち運びできるスクリーンながら大型サイズを実現しています。