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プロジェクタースクリーン画面サイズの決め方

まずスクリーンを買うとき一番最初に悩むのがサイズだと思います。
「横幅何センチにしよう?」あるいは「何インチがいいかな?」と悩まれるのではないでしょうか?
せっかく見るならできるだけ大画面で見たい!ということで大きいサイズを買ってしまうお客様も多いのですが、購入してから後悔されるお客様もいらっしゃいます。あまりに大きすぎると映像の粗が目立ちすぎたり、視線の動きが大きくなり目が疲れてしまいせっかくの大画面が台無しです。かといってスクリーンが小さいと迫力がない映像になってしまいます。
ここでは後悔しない画面サイズのプロジェクタースクリーンの選び方をお教えいたします。

使用目的によってスクリーンサイズの決め方は変わってくる

スクリーンサイズの決め方ですが、大きくわけてホームシアター用とビジネス用の2つの使用方法があります。

ホームシアター用とビジネス用でサイズの決め方が異なる理由

同じプロジェクタースクリーンを使用するのにホームシアター用とビジネス用途ではスクリーンサイズの決め方が異なります。それはなぜでしょうか?

ホームシアター用途の場合

ホームシアター向けスクリーンの場合

家庭のリビングや専用室など個人で映画やDVD、ライブ映像などを楽しむ場合には少人数で楽しむ場合がほとんどだと思います。ホームシアターなどの家庭用で重要視されるのは映像の綺麗さと迫力ある大画面です。
そのためスクリーンサイズも迫力ある最適な画面サイズで視聴している場所から高画質を楽しむために最適なサイズをおすすめしています。

ビジネス用途の場合

ビジネス向けスクリーンの場合

一方の会社の会議や打ち合わせ、プレゼンテーションなどでスクリーンを使用する場合、家庭用でスクリーンを使用される環境や目的がは大きく異なります。家庭用では映像の画質や臨場感を重視し最適な画面サイズを決めますが、ビジネス用途では多人数で映像を視聴しても確実に認識できることを重要視されます。
ビジネスでプロジェクタースクリーンを使用する場合、多人数で画面を視聴することが多くあります。大人数で映像を視聴した場合もみんなが認識できることが一番重要となります。

ホームシアター用途のスクリーン画面サイズの決め方

家庭用のホームシアターの場合目線からスクリーンまでの距離を測ってください。距離がわかると推奨サイズが算出できます。

視聴距離

オススメインチサイズ 早見表

視聴距離 インチサイズ
ワイド(16:9)
200~240cm 80インチ
250~270cm 90インチ
280~300cm 100インチ
310~330cm 110インチ
340~360cm 120インチ
370~390cm 130インチ
400~420cm 140インチ

オススメスクリーンサイズの算出計算式

「視聴距離(cm)÷3」=推奨サイズ(16:9)

上記の計算式でホームシアターでのオススメのスクリーンサイズを算出するか、早見表からサイズを確認することもできます。
しかし、あくまでオススメサイズですので、映画館でも同じように後列が好みの方もいらっしゃいますし、前列の席がが好みの方もいらっしゃいます。
前列が好み(大き目の画面が好み)の場合は、
「視聴距離(cm)÷2.5」
で計算してください。

※あくまで基準サイズです。映像を保証するものではありません。

注意1プロジェクターの設置位置が限られている場合

プロジェクターには投射距離というものがあり距離によって投射できるサイズが決まっています。プロジェクターの設置位置が限られている場合は予め投射距離を確認しておきましょう。
プロジェクターを天吊りにすれば、投射距離を調整でき、部屋もスッキリするのでオススメです。
プロジェクター汎用天吊り金具はこちら≫

注意2天井付けで天井高が2600mm以上の場合
当店の通常のスクリーンのサイズに関わらず製品高さは2000mm前後のものがほとんどでです。(*TPシリーズ、STシリーズ、マスクフリーの130インチ以上のものは違います。)天井付けで住宅の天井高が~2600mmの場合は、通常のスクリーンの高さで対応できますが、それ以上の方はご注意ください。
■天井高さが2600mm~3000mmの場合
CBシリーズ、DRシリーズについてはH2500という2500mmの高さの商品のラインナップもありますのでそちらを購入ください。
■それ以上の場合
オーダーになりますのでお気軽にお問い合わせください。
注意3スクリーンを搬入できるかチェック
スクリーンを運ぶ場合、搬入口(ドア、窓、エレベーター)が狭い場合はスクリーンの梱包サイズを確認してください。 梱包サイズはこちら≫

ビジネス用途のスクリーン画面サイズの決め方

スクリーン設置予定の上部からの床までの高さを計測すると設置できるスクリーンの最大サイズがわかります。
推奨視聴距離も考慮して、最適なサイズを選択してください。
天井高さの目安として事務所は240cm~270cm、教室などは300cm前後が多いようです。

スクリーン設置予定の上部からの床までの高さを計測する

最大インチサイズ 早見表

WXGA(16:10) スタンダード(4:3)
70インチ1508×942 70インチ1422×1067
80インチ1723×1077 80インチ1626×1219
90インチ1938×1211 90インチ1829×1372
100インチ2154×1346 100インチ2032×1524
110ンチ2369×1481 110インチ2235×1676
120インチ2584×1615 120インチ2435×1829
130インチ2800×1750 130インチ2642×1981
140インチ3015×1884 140インチ2845×2134
150インチ3231×2019 150インチ3048×2286

最大インチサイズの求め方

最大映写可能画面高さ

設置できる最大のスクリーンサイズは上記の式の計算を行い、早見表の赤いテキスト一番近いもの且つ、値が小さいものが最大のインチサイズです。
ビジネスや学校で利用する場合はWXGA(16:10)の列を確認してくさい。
※スタンダード(4:3)は参考までにご覧ください。

例)Aが2700mm、Bが1000mmの場合

2700mmー1000mm=1700mm

早見表の110インチが近く且つ低いので、
110インチとなります。

推奨視聴距離

推奨視聴サイズは最短がインチサイズ×20倍、最長がインチサイズ×100倍で割り出すことができます。

例)110インチの場合

最短視聴距離 110×20=2200mm

最長視聴距離 110×100=11000mm

推奨視聴距離は
2200〜11000mmとなります。

※見え方を保証するものではありません、映像によっては推奨サイズでも見づらい場合もあります。

最大インチサイズと推奨視聴距離を考慮してインチサイズを決定してください。

注意1 プロジェクターの投射距離の確認も忘れずに!!
プロジェクターの投射距離によって移せる画面サイズが決まっています。プロジェクターの取り付け位置が限られている場合は予め投射距離を確認しておきましょう。 プロジェクターを天吊りにすれば、部屋の中なら投射距離を調整できますし、部屋もスッキリし、セッティングも楽でオススメです。
プロジェクターの汎用天吊り金具スパイダーはこちら≫
注意2 スクリーンを搬入できるかチェック
スクリーンを運ぶ場合、搬入口(ドア、窓、エレベーター)が狭い場合はスクリーンの梱包サイズを確認してください。
梱包サイズはこちら≫

こちらの動画もチェック

おすすめのスクリーンサイズの選び方については、こちらの動画で説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

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