電動スクリーン操作方式の違いについて
電動スクリーンを操作する方式として「赤外線」、「電波」、「壁スイッチ」の3種類があります。それぞれの特徴を説明していきます。
赤外線方式
主にテレビやブルーレイレコーダー、照明などで採用されている方式です。
付属リモコンから赤外線が出力され、スクリーン側の受光部に信号が届きスクリーンが動作します。
赤外線方式のメリット
赤外線タイプのメリットとしては、電波方式に比べて電波出力が弱い分、コストを抑えて製造することが可能です。
コストを抑えられる分製品価格をお求めやすい価格設定にすることが可能です。
また、学習リモコンやスマートホームなどの他機器に赤外線信号を記憶させることができ、製品に付属しているリモコン以外の機器でも操作が可能になります。
赤外線方式のデメリット
デメリットとしては、赤外線を受信する受光部に向けて操作する必要があるため受光部分が隠れていたり、角度が悪かったりすると操作できないことがあります。
赤外線自体も信号が弱いので、10m以上離れた位置から操作すると信号が弱く操作できなくなる場合があります。
電波方式
電波方式はガレージの電動シャッターや店舗オーニングなどでも採用されている方式です。 リモコンから電波が出力され、スクリーン側に信号が届くと動作します。
電波方式のメリット
電波方式のメリットとして、赤外線に比べ電波が強く障害物を通し遠くから操作できるのが特徴です。
例えば、コンクリート壁に囲われたスクリーンに確実に操作したいという場合には赤外線方式よりも電波方式のほうがおすすめです。また電波が強いので遠くからも操作することが可能です。
見通しのよい環境であれば30m以上離れた場所からも操作することが可能です。
電波方式のデメリット
デメリットとしては、専用のリモコンでしか操作できず、赤外線タイプのように学習リモコンに信号を学習させることができません。
リモコンを紛失してしまったときや追加でリモコンがほしい場合、専用リモコンを別途購入する必要があります。専用の電波を採用しているので赤外線タイプに比べてコストが掛かるため価格は割高になる場合が多いです。
壁スイッチ方式
壁スイッチ方式は電動スクリーンと壁スイッチを有線で接続し、壁のスイッチでスクリーンを操作する方式です。
壁スイッチ方式のメリット
壁スイッチ方式のメリットとして確実にスクリーンを操作できることが特徴です。スクリーン昇降信号は電動スクリーンと有線接続されているため壁のボタンを押すことで確実に昇降操作を行えます。
壁スイッチ方式のデメリット
壁スイッチ方式のデメリットとしては、電動スクリーン本体と壁スイッチまで壁裏に配線する必要があるため設置の手間と費用がかかります。既存の建物に後から壁スイッチ方式の電動スクリーンを導入する場合には壁に配線をすることが可能か確認する必要があります。
電動スクリーン違いについてまとめ
シアターハウスの電動スクリーンは「赤外線」、「電波」、「壁スイッチ」の異なる方式のラインナップがあります。スクリーンの用途や他のシステムと連携させたい、確実に操作したいなどといった希望にあわせてお選びください。
こちらの動画もチェック
赤外線リモコンタイプと電波リモコンタイプの違いについては、こちらの動画でも説明しています。ぜひ参考にしてみて下さい。