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この記事では80インチのスクリーンにあった部屋のサイズや使い方、予算に合わせて最適な80インチのスクリーンを選ぶポイントを解説しています。
80インチスクリーンサイズについて
ホームシアターの画面ですがテレビやYouTubeなどの映像コンテンツでは縦16横9のワイド画面（16:9）が採用されています。
画面サイズとは映像の対角線の距離を指し、この距離が80インチとなっています。
ホームシアター80インチ画面の場合はワイド画面（16:9）で計算し、横幅1771mm、高さ996mmが画面サイズとなります。
→スクリーン80インチってどれぐらいの大きさ？
| 横幅 | 高さ | |
|---|---|---|
| 80インチ (16：9) |
1771mm | 996mm |
80インチに必要な部屋サイズは？
80インチの大画面に必要な部屋サイズですが、「視聴距離、投射距離、設置場所」によって決まってきます。
視聴距離
視聴距離とはスクリーンから座る位置までの距離のことです。
シアターハウスではおすすめの視聴距離は視聴距離÷3＝インチサイズと説明しています。
80インチの場合ですと、おすすめの視聴距離は約200～240cmとなります。
→プロジェクタースクリーン画面サイズの決め方
投射距離
次にプロジェクターの投射距離です。投射距離とはスクリーンからプロジェクターレンズ面までの距離を指します。
80インチの画面を投影するために必要な距離のことで、この範囲から外れていると小さい画面になったり大きい画面が映し出されてしまいます。そのため必ず投影したい画面サイズの投射距離範囲内にプロジェクターとスクリーンが収まるように注意する必要があります。
→プロジェクター投射距離について
投射距離はプロジェクター機種によって変わってきます。プロジジェクターのレンズ性能によって必要な投射距離は様々なため一概に説明することができませんが、最近のプロジェクターの場合ですと約200～240cmのタイプが多く発売されています。（詳しくはプロジジェクター機種情報をご確認ください。）
一部のプロジェクター機種の中には短い距離で大きい映像を投影できる「短焦点･超短焦点タイプ」のプロジェクターもあります。
通常のプロジェクターより投射距離が短い分、限られた空間でも大きい画面を楽しめるメリットがあります。
デメリットとしては、スクリーンに対し斜め方向に映像を投影するので、スクリーン面の微細な歪みや反りなどが画面に出やすく、映像が歪んで見えてしまいます。そのため、短焦点･超短焦点に対応したスクリーンが必要となるので注意が必要です。
→詳しくはこちら
部屋の形状によっては6畳の部屋でもOK
80インチに必要な部屋のサイズですが、プロジェクターレンズからスクリーンまでの距離（投射距離）はおおよそ240㎝～270cm程度必要なことを考慮する必要があります。
投射距離にはプロジェクター本体の寸法やスクリーンを設置するときのすき間などは含まれていません。プロジェクター本体の奥行きやスクリーンの設置する時の余裕を考えると投射距離に加え約50cm程度必要となり、部屋の奥行きは290cm以上は必要となります。
また画面サイズの幅とは別にモーターやケースなど画面サイズプラススクリーンを収めるためのケース部分のサイズも考慮する必要があります。スクリーン機種にもよりますが、画面サイズに加え20cm程度の余裕が必要です。80インチの画面サイズは1771mmなので部屋幅は約200cm以上必要となります。
プロジェクタースクリーン左右にスピーカーを設置する本格的なホームシアター環境の場合には通常よりも幅が必要となるためより幅が必要になるので注意が必要です。
6畳の部屋サイズ
畳のサイズは一般的に、6尺（182cm）×3尺(91cm)を基準にしていますが、地域によって大きさに差があります。以下代表的な畳の種類とサイズになります。
| 畳の種類（1畳あたり） | 長辺×短辺（センチ） | 面積（平米） |
|---|---|---|
| 京間 | 191×95.5 | 約1.82平米 |
| 中京間 | 182×91 | 約1.66平米 |
| 江戸間 | 176×88 | 約1.55平米 |
| 団地間 | 170×85 | 約1.45平米 |
投射距離、視聴距離を長手方向にする
スクリーン幅に比べ投射距離、視聴距離の方が長く必要になることから、部屋の長い方向を視聴距離、投射距離にすると限られた部屋サイズで大きいスクリーンサイズを導入することが可能です。
80スクリーンを6畳の限られた空間で導入したい場合には部屋幅270㎝方向にスクリーンを設置し、部屋奥行き360cm方向を視聴距離、投射距離とすることで6畳の部屋サイズでも楽しむことが可能です。
※和室の実際の面積は、これらの畳が敷き詰められる配置によっても変わる可能性があります。
■6畳の部屋に設置したお客様事例
→六畳の部屋でホームシアター[100インチの事例]
→奇跡のようなはまり具合！[120インチの事例]
ホームシアター向け80インチの設置事例
ホームシアター向け80インチのおすすめスクリーン
ホームシアターを楽しむにあたって80インチおすすめスクリーンを紹介します。
電動スクリーン
天井や壁にスクリーン本体を固定しリモコン操作でスクリーンを昇降することができる電動タイプのスクリーンです。
一番の特徴はなんといってもスクリーンの昇降操作が簡単な点。付属の電動スクリーンリモコンのボタンを押すことで自動でスクリーンが降りてきます。
デメリットとしては他の機種に比べて同じサイズでは価格が高くなりスクリーンの動作に電源が必要な点と設置場所の天井、壁面には下地補強が必要となります。
■おすすめスクリーン
→電動スクリーンケース付き[16:9 80インチ] WCB1771WEM
手動スクリーン
電動スクリーン同様に天井や壁にスクリーン本体を固定して操作は手動で行うタイプです。
スクリーン生地の下にある取っ手をひっぱるタイプやスクリーン左右どちらかにあるチェーンを操作することでスクリーン昇降操作を行います。電動に比べて本体価格は安めなのが特徴です。
デメリットとしては電動スクリーン同様設置場所の天井、壁面に下地補強が必要となります。
■おすすめスクリーン
→チェーンスクリーン[16:9 80インチ] BCH1771WEM
モバイルタイプ
持ち運びができるモバイルタイプのスクリーンです。
ホームシアターを楽しむ時に床に置いてスクリーンを上に立ち上げて使用します。スクリーンの移動が簡単で別の部屋でもスクリーンを使用することができます。
デメリットとしては他の機種に比べてスクリーンを使用するときに時間がかかります。
■おすすめスクリーン
→モバイル自立スクリーン[16:9 80インチ] SST1771WEM
