ビジュアルグランプリ受賞プロジェクタースクリーンが雑誌AV REVIEWに紹介されました
シアターハウスの電動タイプのスクリーン「Muse Series」をAV評論家鴻池賢三さんにレビュー頂きました!
VGPとは
映像とサウンドを中心としたホームエンターテインメント発展のために創設されたものです。「ビジュアル」「AV」という枠だけにとらわれず、ネットワークや映像周辺機器、そしてヘッドホンといった市場拡大を続ける分野の販売貢献にも積極的に関わっていきます。
賞の選考結果はユーザーにとっての製品選びの指針となるとともに、実際の販売現場に対して大きな影響を持った賞としての評価を獲得しています。国産製品・海外製品を問わず、日本国内において発売されている幅広い製品を対象として、優れた性能と技術・コンセプトを具現した優秀モデルを選出いたします。
リモコン操作で快適に動作!4K映像を克明に映し出すコスパに優れた電動タイプ
価格を超える価値を持つ、電動タイプのスクリーン「Muse Series」。今回、VGP2016のスクリーン部門にて「BDR2214WHM」が見事受賞に輝いた。
耐久性抜群の小型モーター、外付け赤外線受光部付きで利便性も高い。4Kプロジェクターとの組み合わせにもマッチする本モデルを鴻池賢三が視聴した。
連続的なボケ味の変化をスポイルすることなく表現
シアターハウスの「Muse」シリーズは、16:9のアスペクト比を持つ電動タイプのホームシアター向けスクリーン。幕面は「ハイビジョンマット」と呼ぶ表面に生地の織り目が浮き出ない高精細タイプで、4K映像にも対応する。ポイントは、外装に相当する、ケースを持たない点。外形寸法が小さく省スペース性に優れ、天井に埋め込むようなインストール形態に適する。
サイズは70インチ~150インチまで10インチ刻みで8製品と豊富にラインナップ。加えて映像を囲む黒マスクの有無や上部の延長などの仕様を選択でき、さらに寸法を指定してのオーダーメイドにも対応するなど、ユーザーの細かなニーズにも応えてくれる。
今回はVGP2016で受賞に輝いた100インチの「BDR2214WHM」に、ソニーの4Kプロジェクター「VPL-VW1100」を組み合わせて視聴した。BD映画『アメイエジング・スパイダーマン2』は、ビルの谷間を見下ろすシーンで、思わず足が竦んでしまった。これは高さがリアルに表現できているからであり、元を辿れば「VW1100」が持つ優れた4K超解像によって生み出された遠近感、言い換えると、被写界深度によって生じる連続的なボケ味の変化を、スクリーンが寸分もスポイルすることなく表現できている証と言える。色再現においても然り。「VW1100」がDCI相当の色域で描き出す深く濃いトーンが印象的だ。
使い勝手の面では、リモコン付きの電動昇降が便利だ。巻き上げておけば幕面を汚れから守り、電動だからこまめに操作しても負担に感じない。240mmのケーブルを介して移動可能なリモコン受光部による柔軟な設置性も魅力だ。
ほか、モーターの動作音が静寂なのも確かで、4Kシアターに相応しいクオリティと感じた。総じて本機は4K時代にも充分な包容力を備え、コストパフォーマンスに優れた優秀製品と言える。