設置方法 プロジェクター天吊り金具スパイダー3
1.吊り金具にプロジェクターを取り付ける
プロジェクター吊り金具スパイダー3はプロジェクターを天井、吊りボルト設置が可能なプロジェクター吊り金具です。お客様のプロジェクター設置環境に合わせて設置方法をお選びください。
1-2.ネジ穴を確認する
プロジェクターを裏側に向けてネジ穴を確認しましょう。
基本的にプロジェクターは天吊りできるようになっており、逆に天吊できないプロジェクターというのは、DVD一体型プロジェクターなど一部の特殊プロジェクターのみです。
- ネジ穴が見つからない時
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コチラの機種のように、天吊用のネジ穴が設けられている事もございますが、中にはプロジェクターの底にある高さ調整用の足を取り外してそのネジ穴を天吊用として使うものもございます。ご注意ください。
プロジェクターを逆さまにして取付けるので影像が反対になってしまいます。しかしプロジェクターの設定には上下反転という機能がございますので、それを使って影像を正しい向きに合わせる事ができます。
1-3.天吊り金具をネジ穴に合わせる
プロジェクター天吊り金具をプロジェクター裏面に載せ、天吊り金具の足の位置を調整します。
左の写真のように、天吊り金具の足をプロジェクターネジに合わせましょう。
本体にネジ穴が4ヶ所ある場合
プロジェクター側のネジが4ヶ所ある場合、付属の足を1つ追加し取り付けてください。
本体の内側にネジ穴がある場合
ネジ穴は、必ずプロジェクターの外側にあるとは限りません。内側にネジ穴があることもございます。内側にあるとドライバーが入らずネジを締める事ができません。
そのような場合、足を1本だけ取り外し、先にプロジェクターに足をネジで固定しましょう。
ねじが内側に隠れてしまう機種で取り付ける方法
1-4.ネジで固定する
プロジェクターと天吊り金具を付属のネジで固定していきましょう。
プロジェクター固定用ネジとして『M4×12mm』『M5×12mm』の二つを同梱しています。(M4は直径4mm、M5は直径5mmのネジを指す)
- ■プロジェクター固定用のネジが合わなかった場合
- 8割がたのプロジェクターに合うのですが、プロジェクターには多くの種類があり、それぞれ使うネジも変わってきます。もしネジが合わなかった場合にはホームセンター等でプロジェクターに合うネジ(100円程度)をお買い求めください。ネジは先端が、とがっていないナベ頭のネジをご使用ください。プロジェクターに使うネジ穴の太さはM3、M4、M5、M6のいずれかです。ネジ穴の深さをみて、ちょうどいいものを選びましょう。ネジが長すぎるとネジを締めきる事ができないので、少し短めのネジがよいです。
1-5.重心を捉えてからボルトを固定
取付けた金具を持ち、持ち上げてみよう。重心が合っていないとプロジェクターが
傾きやすくなります。重心がとれるよう金具の位置を調整ください。
重心が決まったら、付属のスパナでボルトを固定しよう。
これで金具のプロジェクターへの取付けは完了です。
あとは天吊り金具の上の金具を天井もしくは壁に取付けるだけ。
1-6.シャフトを変更
天井高さに合わせてシャフトの長さを調整できます。シャフトを変更したい場合は下記の「シャフトの組換え方法」をご覧ください。
ショートシャフトに組み換える方法(動画)
ゼロシャフトに組み換える方法(動画)
2.吊り金具を天井へ取り付ける
2-1.設置位置を決める
設置位置は必ずスクリーンの中心線上にするとよいです。最近のプロジェクターは、いくらレンズシフトという便利な機能があるといっても、
左右のズレがあったら天吊設置の場合、影像が歪むなどの致命的なミスになります。
必ずプロジェクターは、スクリーンの中心線上に位置するよう設置お願いします。
下地のあるところに取付ける
直接、石膏ボードに取付けると落下の危険があり大変危険です。
天井が石膏ボードという場合には、下記のようにして設置しましょう
新築・改築の時には、あらかじめ設置箇所に下地を入れておくといいでしょう。
下地には厚みが10mm以上のベニヤ板などを仕込んでおくと、設置が簡単です。
既存の部屋に取付ける場合は、頑固な下地のある場所に天板を固定してください。ちょうどいい位置に下地がない場合は、下地と下地の間にベニヤ板などを渡して設置する方法もございます。ベニヤ板を下地に打つわけですが、ネジは下地まで十分に届く長いものを使用しましょう。
シーリングプレートの詳細な寸法についはコチラをご確認ください。
2-2.ネジで固定する
下地のある所でネジを締め固定しましょう。ネジは合計で4本必要です。
シャフトの長さを変更する時は
シャフトの長さはは変更することができます。
(→シャフト長さの変更方法)
- 天板を留めるネジについて
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天井にスパイダー3を取り付けるネジは本体に付属しておりません。部屋によって天井の構造、材質は違うため、天井にあわせたネジが必要となります。
天井が石膏ボード、下地が木製であれば、ネジが短いと下地まで届きませんので、下地まで届く長さのネジを購入する必要があります。ネジの購入については、お近くのホームセンターで購入ください。ネジは種類にもよりますが100円前後で購入できます。
2-3.プロジェクターを取付ける
下の金具にフックのような形をしている部分があります。
それを上の金具から飛び出ているボルトに引っ掛けます。
引っ掛けたら指でボルトを締めておきましょう。
三つの角度調整ネジ
最後に、画面位置の調整として、三種類のネジを使って画面位置を調整しよう。
これらの3種類のネジで下記の調整ができます。
- 左右の傾き(最大40度まで)
- 前後の傾き(最大30度まで)
- 左右の回転(360度回転)
■左右の傾き
基本的には水平になるよう調整します。前後にネジがあるので両方とも締めましょう。
斜めに調整する事ができ傾斜天井でも設置ができます。
左右方向に斜め天井になっている場合、40度までなら設置可能です。
■前後の傾き
このネジを締める事で、前後の傾きを調整できます。左右にネジがあるので二つとも締めましょう。
これも先ほど同様、傾斜天井に設置するためのものです。
前後で斜めになった天井30度までなら設置可能です。
■左右の回転
360度回す事ができます。内側に見えるボルトを締める事で固定できます。
■設置完了
たったこれだけで、プロジェクターの天井付け設置ができます。
プロジェクター角度調整方法(動画)
【番外編】キレイに仕上げるポイント
キレイに仕上げるポイントは、配線処理です。ケーブルが見えるのと見えないのでは仕上がりの見栄えに大きな差があります。できるのであれば、配線処理を考えた天吊り設置を心がけるとよいでしょう。
天吊金具のそばに電源などを準備する
例えば、プロジェクターの電源と映像ケーブルをプロジェクター設置場所のそばにするだけで、かなりきれいに仕上がります。配線処理として、電源を用意し映像ケーブル用にプロジェクターからDVDプレーヤーがある位置までCD管を通しておけるとよいです。CD官の太さですが、太めのHDMIケーブルを通すと考えると直系36mm程度のCD官がいいでしょう。
ケーブルをシャフトの中に収める
シャフトの中は空洞になっていて、映像用ケーブル(HDMIケーブルなど)が収まるようになってます。
ケーブルの太さにもよりますが、3本までなら楽に入るでしょう。
最後は付属品のカバーをして仕上げます。
付属品のカバーは、合計3枚入っています。シャフトの長さに応じて使う枚数を調整ください。
ケーブルを目立たないように処理する
先ほどの方法は、新築・改築の場合だったらできますが既存の部屋に設置した場合、できないことがあります。その場合は、ケーブルをスパイラルチューブやモールなどを使ってケーブルを目立たなくさせる方法もございます。