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ホームシアター専門誌『ホームシアターファイルPLUS 2023 WINTER Vol.15』にシアターハウスの電動スクリーンが紹介されました!

ホームシアター専門誌ホームシアターファイルPLUS 2023 WINTER Vol.15にてシアターハウスの電動スクリーンが紹介されました!
ホームシアターファイルVpl.15表紙

人気スクリーンの実力を話題作で徹底検証

シアターハウスのスクリーン「WCBシリーズ」は、VGPで6期連続受賞を果たした定番モデル。そこで、エプソンの最新プロジェクター「EH-TW6250」と、話題作を組み合わせて視聴し、不動の定番スクリーンの実力を徹底検証した。
ホームシアターファイルVpl.15シアターハウス特集1

4K映像を映し出してもモアレが発生しにくい幕面

シアターハウスの電動スクリーン「WCBシリーズ(100インチ「WCB2214WEM」)は驚くほどスリムでコンパクト。ケースの全高が114.2㎜、奥行きが94.5㎜にとどまる。しかも鋭角のない優しいフォルム。大抵の部屋で目障りにならないだろう。
しかし、真価は画質にある。4K映像の投写を前提に開発した「ハイビジョンマット2」を幕面に採用。マットタイプだが、PVC生地表面にきめ細かいエンボス加工を施し、高精細な4K映像を受け止めてもモアレが発生しにくい設計。
燃えにくいガラス繊維の基布一層を中央に配し、表面裏面のPVCで挟み込む三層構造とし、強度だけでなく防炎性能を得た。素直で色付きのないマット生地は、入射光を全方向に均等に拡散し視野角が広く、部屋の端から見てもコントラストが低下しない。しかもピークゲイン0.95±10%と明るい。優れたパッケージングと利便性、画質のよさが高く評価され、WCB2214WEMは「VGP」のスクリーン部門エントリー・15万円未満部門で6期連続の受賞を果たした。

話題のプロジェクター&話題作でチェック


プロジェクター:EPSON/EH-TW6250 ¥OPEN(直販サイト価格¥159,500/税込)

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動画配信サービスも明るい映像で楽しめる

Android TV端末を搭載した4K/HDRプロジェクター。輝度は最大2800ルーメンで、明るいリビング等でも鮮明な映像を楽しめる。また、「タテ自動台形補正」や、レバーをスライドするだけでヨコ方向の歪みを補正できる「ヨコ補正スライド式」レバーを備えるなど、設置性は抜群。

話題作

  • 『トップガンマーヴェリック』¥7,260(税込)NBCユニバーサル
  • 『ハウス・オブ・グッチ』¥4,980(税込)NBCユニバーサル※取材には伊盤UltraHDブルーレイを使用
  • 『ドライブ・マイ・カー』¥7,150(税込)TCエンタテインメント
  • 『シン・ウルトラマン』©2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 ©円谷プロAmazonプライム・ビデオで配信中※プライム会員は見放題

ホームシアターファイルVpl.15シアターハウス特集2

WCBシリーズが評価される理由

アラウンド10万円で4K対応の生地を採用

スクリーン生地
独自開発した4K対応生地「ハイビジョンマット2」を採用。三層サンドイッチ構造の中間層に採用された網目状のガラス繊維を細く、高密度化することで、高精細な映像を再現するという。また、ほかのメーカーの4K対応スクリーンは20万円以上の価格が大半だが、WCBシリーズは10万円前後の価格を実現しているのも魅力。

静音モーターを採用昇降動作が驚くほど静か

スクリーン生地
電子レンジなどにも使用されているシンクロナスモーターを採用しており、スクリーンの昇降の音が驚くほど静か。時間帯を気にせずホームシアターを楽しめる。また、モーターの中に組み込まれているギアの比率なども最適化されており、高い耐久性を誇っている。

肉眼視しているような自然なバランスの人肌

それではWCBシリーズのリモコンの昇降ボタンを推して映像を上映してみよう。恐ろしく静かだ。この静粛性はシンクロナスモーターが元々静かなことに加え、動作音がケース内で反響しない設計から生まれたのだろう。その分、昇降スピードは遅いが、映画への期待感を高めてくれる演出効果とみた。
この日コンビネーションを組んだプロジェクターはエプソン「EH-TW6250」。4K解像度に最大2800ルーメンと明るくHDRに対応する。実売価格は15万9500円前後でWCBシリーズと好バランスのペアである。
最初に観たのはヒット作『トップガンマーヴェリック』。この映画は逆光撮影が多い。トム・クルーズの表情、演技が潰れずつぶさに浮かび上がる。顔の輪郭を縁取る光の描写も美しい。WCBシリーズが素直で暗部、明部の階調を忠実にトレースしている証左。ファイタータウンに移っての映像は大場所撮影が多いが、模擬空中戦で大画面の臨場感が全開。ダイナミックな鮮鋭感も十分だ。『ハウス・オブ・グッチ』(イタリア盤Ultra HDブルーレイ)は精細感豊かな映像に思わず頬が緩む。ミラノの自然光撮影は、北伊らしい高い色温度の陽光がスクリーンに溢れ返る。父親役ジェレミー・アイアンズのアップの狷介な表情に4K対応の精細感を発揮。色彩は本作の重要な構成要素だが、素直なスクリーン特性が本作のグレーディングのコンセプトと一致して現代の悲喜劇をカラフルかつシックに描き上げる。『ドライブ・マイ・カー』(2Kブルーレイを「DP-UB9000」でアップスケール)は、日本人、韓国人、中国人女優の人肌を自然なバランスで描き出せるか、映像機器の試金石。WCBシリーズは持ち前の素直な色彩バランスと階調でクリア、彼女たちを肉眼視しているようなスキントーンだ。屋外撮影の光の移ろう陰影感も繊細で美しい。
 EH-TW6250はAndroid OSを搭載し、VODをダイレクト視聴できる。Amazonプライム・ビデオの『シン・ウルトラマン』(2K配信)に
登場いただこう。冒頭ネロンガとウルトラマンの対決が映写幅2214㎜の横長大画面一杯に映し出されると、圧巻のインパクトに思わず子供時代に返ってしまう。中盤の浅見分析官が巨人化して丸の内をのし歩くシーンも1245㎜の映写高をフルに活かし、長澤まさみを下から見上げるマゾヒスティックな快感。いずれも直視型テレビで味わえないスクリーン大画面映画の特権的世界。
 他の映像機器に比べ、スクリーンは進歩の歩みが遅いように感じていたら、それは誤りである。WCBシリーズは4K時代を受け止めるべく、幕面に独自技術を投入し、明るさ、視野角、精細感まで掌中に収めている。そして、静粛性や取り付けの容易さ。何より、この高性能電動スクリーンが11万6500円(送料込み)という低価格の実現に、地道な進化を実感する。審査員の評価と共感を得てのVGP6期連続受賞である。

シアターハウス ケース付き電動スクリーン

ケース付き電動プロジェクタースクリーン

    スペック【WCB2214WEM】

  • 反射特性:ピークゲイン 0.95±10%
  • 画面比率:16:9
  • 製品寸法:2345W×2040Hmm
  • 質量:9.6kg

シアターハウスのスクリーンは、静音性に優れたシンクロナスモーターを採用。スクリーン昇降時の動作音がほとんどなく、映画上映までの雰囲気を損なうこともない。この辺りのきめ細やかさがメイド・イン・ジャパンならでは。
※アバックで展示・販売しているのはWCBシリーズをベースとしたオリジナルモデル。

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