使用例・画質 透過型スクリーン (リアスクリーン)
リア透過型フィルムでこんな表現ができる
店舗などで使用すると、お客さんが『あっ』と驚くでしょう。リア透過型フィルムでは、こういった使い方ができます。
ガラス面にリア透過フィルムを貼付けイメージ映像を流す
ガラス面に、半透明の透過型フィルムを貼り付ける事で、こういったディスプレイができます。
人通りの多いところでは、広告として非常に目を引きます。店舗の広告を流してもよし、
ただ環境影像を流すのもいいでしょう。何か影像が流れているだけで人は足をとめ、ついつい見てしまいます。
室内広告として使用する
パチンコ店などの室内でもご使用いただけます。
透過フィルムをアクリル板に貼付け、プロジェクターを後ろに設置して映像を映しています。
浦和のスポーツバーで使われています
浦和の方では、スポーツバー『volente-048』さんが透過型スクリーン採用しています。
volente-048さんの使用レポートはコチラをご覧ください。
街頭広告として使用する
店舗の広告としても使用いただいています。
切り抜いて貼りつける
フィルムは、はさみやカッターで切り抜く事ができます。それをガラス面に貼りつければ
フィルムの部分だけ映像が浮かび上がるというディスプレイも可能。
天井に空を描く
天井に透明アクリルをしこみ、それに透過型スクリーンを貼りつけます。すると天井が空に大変身。
夜なのに、上を見上げると空が広がっている。もちろん影像を変える事もできます。夕方にしたり、星空にしたり、もしくは水中の影像を映したりなど、イベントごとに使い分けても面白そうです。おしゃれな照明としての利用も可能ですので、多少明るめの影像を流しておけば照明としての利用もできます。
水中の上を歩く
場所は廊下でも通常のフロアでも構いません。先ほどどうように
地面にアクリル板をしこみ、リアプロジェクションフィルムを貼付けます。
水面の影像を流しておけば、まるで水中の上を歩いているような演出ができます。影像を切替える事で、芝生の上を歩いたり、レンガの上を歩いたり、宇宙の上、炎の上などあっと目を引くディスプレイができます。
空中に浮いた影像
アクリル板にリア透過フィルムを貼付け、ワイヤーで釣ると影像が浮いて見えます。
バーのような暗い店内であれば、テレビ代わりとして使うことも可能です。特殊な場所での使用例をあげるとボーリング場のスコア表示などで使われることもあります。
半透明の透ける透過フィルム
透過フィルムには、乳白色タイプと半透明タイプ、ブラックタイプの三種類があります。
ガラス面に半透明の透過フィルムを貼りつければ、後ろのものが透ける不思議な透過スクリーンの出来上がりです。上の写真はプロジェクターの設定画面を開いている様子。文字の部分は映像にでていますが、その他の何も映らない部分は透けていますね。
さまざまな環境での透過型フィルムの映像
ガラス面に透過型フィルムを貼り付け、さまざまな環境でプロジェクターの映像を投射してみました。 プロジェクターの映像は周りの明るさに影響を受ける為、 照度計で周りの明るさを数値化しながら初夏の晴れた日中(14時頃)、夕方(17時頃)、日没(19時過ぎ)に映し出された映像の比較を行ってみました。
■テスト環境
スクリーン:16:9透過型スクリーン 72インチ(幅:1600mm 高さ:900mm)
プロジェクター:EPSON RB-1725(3,000ルーメン)
明るさの基準で使われる単位ルクス(lx)の目安を下記に記入しておきます。
参考にしてください。
■ルクスとは?
「1平方メートルの面積に1ルーメンの光束で照らされるときの照度」 と定められています。
明るさの目安 | ルクス(単位:lx) |
太陽の直射日光 曇り空 日陰・青空の光 |
約100,000 70,000~10,000 20,000~10,000 |
野球場(公式試合) パチンコ店内 街灯下 |
1,500~750 1,000 100~50 |
月明り |
1~0.5 |
日中の明るさで映像を見た場合
日中で周りの明るさが約8000lxの環境で撮影しました。
周りの明るさにプロジェクターから投射された映像が負けてしまい、映像が薄くなっています。透過型フィルムの白い色が目立っています。映像を見えるようにするには透過型フィルムのサイズを下げるかプロジェクターの照度(ルーメン)が高い機器に変更する必要があります。
夕方の明るさで映像を見た場合
夕方で周りの明るさが約2000lxの環境で撮影しました。
日中に比べ透過型フィルムに映し出されている映像がはっきりと見えるようになりました。細かい文字なども認識できるレベルです。
日没前の明るさで映像を見た場合
日没前で周りの明るさが約500lxの環境で撮影しました。
夕方に比べ透過型フィルムに映し出されている映像がさらにはっきりと見えるようになりました。このぐらいの明るさであればフィルムサイズを100インチの大きさにサイズアップしても問題ありません。
結論 映像が見える明るさとは?
晴れた日中ではプロジェクターから投射された映像が周りの明るさに負けてしまい、ほとんど映像が見えませんが 夕方以降になると周りが暗くなりフィルムに投射されているプロジェクターの映像がはっきりと見えてきます。夕方以降(約2000ルクス)の明るさであればプロジェクターに映し出された映像もわかるようになります。
周辺の明るさが暗ければ暗いほど映像がはっきりと認識できるようになります。パチンコの店内ぐらいの明るさから居酒屋などの暗い室内などの明るさであれば十分にプロジェクターの映像が見えます。