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販売終了:シアターマットって何ですか?

「シアターマット」とはシアターハウス社が独自に開発した映画鑑賞に最適なシアター用スクリーン生地です。

シアターハウスでは、生地の発色性・平面性を最適化するために何度かスクリーン生地のバージョンアップを繰り返してきました。「シアターマット」は「黒の沈みと原色の鮮やかさ」をバランス良く映し出し可能な限り自然な映像を得る目的で開発されました。
シアターマットを簡単に説明すると多少グレーがかったスクリーンの事です。ただしグレーと言ってもホワイトにかなり近いグレーなので明るい部屋で見るとホワイトにしか見えません。

スクリーン生地の表面

何でシアターマットがいいのか、ホワイトマットでも別に大差ないんじゃないのかと疑問に思う人もいるでしょう。
なぜシアターマットがあるのかというと、美しい映像の1つの条件として黒をいかにきれいに黒らしく表現できるのかというのがあります。意外にも映画というのは暗い場面が多いのです。つまり映画を見るなら黒の表現力が特に重要なのです。
しかし何百万円というプロジェクターでも黒の光を映しだす事は出来ません。黒い光というものはこの世には存在しないからです。じゃあどうやって黒を再現するかというと黒色は部屋の環境、つまり部屋の暗さによってしか再現する事が出来ないのです。しかし夜、部屋の電気を消してもスクリーンに映る映像により、天井や壁が明るくなり それがまたスクリーンに戻り
黒がグレーになってしまいます。(これを黒浮きと表現する場合もあります。これが迷光という現象です。リビングシアターの場合、通常は天井とか壁が白いのである程度逃れようがないのが現実です。
そこでどうやったら黒の表現を良くできるかという事でシアターマットがあるのです。スクリーンの色をほんの少しグレーにする事で黒が沈み、黒がより黒らしく再現できるようになりました。黒を沈めると明るい部分も若干暗くなる傾向にあるのですが生地の改良を重ね、一定の明るさを確保しつつ黒を沈める事が出来るシアターマットが誕生しました。

黒の再現性の違い

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